起立性調節障害と向き合うコツ_CBTで希望を見つける名言集#2

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はじめに

名言や偉人の格言というのは、その人の人生が反映されていて面白いです。

人は苦境に立たされると視野が狭くなりがちですが、そこに新たな視点を与えてくれ、苦境を乗り越えるヒントをくれたりもします。

これまで、起立性調節障害(OD)に認知行動療法(CBT)は有効であり、CBTと名言は親和性が高いので、いろんな名言を知ることで回復のきっかけになり得ることを説明しました。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

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CBTの手法の一つに〈希望の言葉〉を集め、持ち歩くといった方法があります。ネガティブな呪いの言葉が脳内に流れたら、集めた希望の言葉を見返し、非機能的な(何も生み出さない)思考を、機能的な思考に修正していこうという訳です。

私自身も実践している方法ですが、自分で希望の言葉を生み出すのはそう容易いことではないので、以下に紹介する名言・格言にヒントを得つつ、自分が希望を抱ける言葉に編集し、自分のものにしていってもらえたらと思います。

過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ。

エリック・バーン(Eric Berne)

エリック・バーン(1910-1970)は、アメリカの精神科医であり、「交流分析(Transactional Analysis)」という心理学の理論を提唱しました。この理論では、人間の行動や思考パターンを理解し、より良い選択をすることの重要性が説かれています。

ODに対しての有効性

ODのような経験をすると、「周囲が理解してくれない」「どうして自分なんだ…」といった思考が湧いてくることもあるかと思います。そんな時にこの言葉は「他人や過去の出来事を変えようとするのではなく、自分の考え方や未来に意識を向けることが大切だ」と教えてくれます。

CBT的視点

CBTの軸となる概念の一つに、「認知の変容(Cognitive Restructuring)」があります。これは、「変えられないこと」に執着せず、「変えられること」に焦点を当てることで、ストレスや不安を軽減する」という考え方です。 この名言を意識することで、「今、自分にできることを少しずつやってみよう」と思えるようになるといいなと思います。

人生とは、嵐が過ぎ去るのを待つことではない。雨の中で踊ることを学ぶことだ。

ヴィヴィアン・グリーン(Vivian Greene)

ヴィヴィアン・グリーンはイギリスの作家・詩人で、ポジティブな人生観を伝える名言を数多く残しています。この言葉は、「人生の困難を避けようとするのではなく、その中でどのように生きるかが大切だ」という考え方を表しています。

ODに対しての有効性

ODの人は、症状があることで「普通の生活が送れない」と落ち込みがちです。私もいまだに「もしODになってなかったら」などと、考えても仕方のないこと(非機能的な思考)に囚われて、時間を無駄にしてしまうことがあります。この言葉は「症状があったとしても、その中でどう楽しむかを考えよう」という視点を与えてくれます。

CBT的視点

CBTでは「状況の捉え方を変える(リフレーミング)」ことが重要です。「回復するまで待つ」のではなく、「今できることを大切にしながら生きる」という視点を持つことが重要です。

ではまた!

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