起立性調節障害と向き合うコツ_CBTで希望を見つける名言集

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名言や偉人の格言というのはその人の人生が反映されていて面白いですよね。

人は苦境に立たされると視野が狭くなりがちですが、そこに新たな視点を与えてくれ、苦境を乗り越えるヒントをくれたりします。

以前、ODに認知行動療法(CBT)は有効であり、認知行動療法と名言は親和性が高いので、いろんな名言を知ることで回復のきっかけになり得ることを説明しました。

詳しくは以下をご覧ください。

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認知行動療法の手法の一つに〈希望の言葉〉を集め、持ち歩くといった方法があります。

ネガティブな呪いの言葉が脳内に流れたら、集めた希望の言葉を見返し、非機能的な(何も生み出さない)思考を、機能的な思考に修正していこうという訳です。

私自身も実践している方法ですが、自分で希望の言葉を生み出すのは、そう容易いことではないので、以下に紹介する名言・格言にヒントを得つつ、自分が希望を抱ける言葉に編集し、自分のものにしていってもらえたらと思います。

「夜がどれほど長くても、必ず朝は来る。」

ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)

ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)は、イギリスの劇作家・詩人であり、『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『マクベス』などの名作を生み出した文学界の巨匠です。

ODに対しての有効性

ODの人は、「この状態がずっと続くのでは?」という不安を感じやすいと思います。そんな時にこの名言は、「今のつらさは一時的なものであり、必ず良い方向に向かう」という希望を与えてくれます。

認知行動療法(CBT)の観点

CBTでは、「永続性の誤謬(Permanence Bias)」と呼ばれる認知の歪みを修正することが大切です。これは「この状態はずっと続く」と思い込んでしまうことですが、シェイクスピアの言葉を思い出すことで、「つらさは永遠ではない」「時間とともに変わるんだ」と健全な認知に変容させられるかと思います。

「自分を信じなさい。あなたの内に答えはあるのだから。」

ピタゴラス(Pythagoras)

ピタゴラス(紀元前570年ごろ – 紀元前495年ごろ)は、古代ギリシャの数学者・哲学者であり、「ピタゴラスの定理」などが有名ですよね。

ピタゴラスは数学だけでなく、哲学や宗教の分野でも影響を与え、「自分の内面に答えがある」という思想を説きました。

ODに対しての有効性

ODの人は、「周囲の人に迷惑をかけているな〜」と感じることも多いかと思います。また、過剰適応な性格傾向があるので、「あの人の期待に応えないと」といった思考回路が度々現れると思います。

そこで、この言葉は「あなたの中に価値があり、答えもそこにある」というメッセージを伝えてくれ、自分の意思も重要なんだといったことを思い出させてくれます。

認知行動療法(CBT)の観点

自己効力感(Self-Efficacy)」といった概念があります。「自分には状況を変える力がある」と信じることで、これにより行動が取りやすくなるのですが、この名言を意識することで、「今の状況であっても、何か自分にもできることがある」と建設的な認知に変容させます。

名言を意識的に取り入れることで、CBTの考え方を実生活に活かしやすくなり、ODの症状による心理的負担を軽減する手助けになれば幸いです。

ではまた!

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